仙台臨海鉄道のリゾートみのりと旧国鉄の生き残り – 「みちのく撮り鉄記」20180920

仙台臨海鉄道に1997年以来21年ぶりに旅客列車が走ることになり、仙台臨海鉄道へ。

そして第二の人生を終えた旧国鉄の少数車の生き残りの最期の姿を見てきました。

2018年7月26日、仙台支社からのプレスリリースが一部界隈を賑わせた。

 

「仙台臨海鉄道を旅客列車が走る」

 

仙台臨海鉄道とは、東北本線の陸前山王駅と仙台港をつなぐ貨物鉄道会社である。陸前山王駅から仙台港駅を経由して仙台北港駅までをつなぐ「臨海本線」、仙台港から分岐して仙台埠頭駅までをつなぐ「仙台埠頭線」、同じく仙台港駅から分岐して仙台西港駅までをつなぐ「仙台西港線」の3路線がある。

いずれも旧国鉄時代に臨海工業地域での貨物輸送を主体としており、旅客営業は行っていない1

しかし1987年に開催された「’87未来の東北博覧会」及び1997年に開催された「国際ゆめ交流博覧会」への観客輸送を目的として、東北本線 仙台駅から臨海本線・仙台西港線を経由し、臨時駅2まで旅客列車が運転された。

しかしそれ以降、同様の博覧会等は開催されず、また臨時列車や団体専用列車での旅客輸送は行われてこなかった。

しかし2018年7月26日、仙台港に寄港するクルーズ船利用客を対象とした団体専用列車が仙台埠頭駅と松島駅・仙台駅の間で運転されると発表されたのだ。実に21年ぶりの旅客輸送である。

 

とはいえ、これは唐突に始まったわけではない。

3ヶ月前、同様にクルーズ船利用客を対象とした専用列車が奥羽本線貨物支線 秋田港駅と奥羽本線 秋田駅の間で運転されるようになった。こちらは専用車両として、キハ40系ジョイフルトレイン「クルージングトレイン」が改造の上、投入されている。

これらの実績を踏まえて始まったのであろう。

 

丁度この頃、私は大学の講義や部活動が一区切りつき、弘前から地元の仙台に帰省していた。

この好機を逃すわけにはいかない。


というわけで、陸前山王から都市計画道路 新田南錦町線へ。ここは臨海本線とそれに並行する三陸自動車道を高架でまたぐため、俯瞰写真を撮ることが出来ます。

 

通過を見送った後は陸前山王駅へ。松島駅へ向けて発車する前のみのりを撮っていました。

貨物着発線に停車中のリゾートみのり

 

着発線に設置された停止位置目標。

 

側面の行先表示器は「団体」、また運行10周年記念のステッカーを貼り付けられていました。

 

撮影の合間にやってきたE721系1000番台

 


そしてこの日は、廃車となり搬出が噂されていた3A417系と、AB900系への置換えが予定されてる8100系を見に、そのまま梁川まで行ってきました。

2, 3年前に行先表示器のLED化と灯具カバー更新が行われたばかりですが、E721系ベースのAB900系によって置き換えられる予定。

 

8100系の車内、運転台、701系との並び。旧国鉄近郊形車両を彷彿とさせる車内や運転台。

 

梁川車両基地で野外留置されるAM417-2 + AM417-1。AT418は庫内にいました。

 

梁川駅の運賃表。既に連絡運輸範囲外の駅が未だ数多く掲載されています。

 


リゾートみのりは今月中にもう一度同じ経路で運転されますが、今後もこのような旅客輸送が続けば良いなと思います。

国鉄色に塗り替えられたAT418(元 クハ416-1)は、7月1日の梁川車両基地まつりでお披露目されましたが、その後すぐにこのような事になってしまったのは残念です。1度しっかりと国鉄色の417系を撮ってみたかったです。

脚注

  1. 茨城県の鹿島臨海鉄道、岡山県の水島臨海鉄道は旅客輸送も行っている。
  2. 1987年は「東北博覧会前駅」、1997年は「ゆめ交流博前駅」
  3. 実際に9月16日から18日にかけ搬出・陸送されました。

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