弘南鉄道大鰐線脱線事故 – 「みちのく撮り鉄記」20190715
ついに起きてしまった事故でした。
平成31年4月14日の夕方、中央弘前発大鰐行き上り34レが中央弘前駅〜弘高下駅間で脱線しました。
この時撮影した写真を、3ヶ月程経った今更ながらアップしてみたいと思います。
当日、知人がこのようなツイートをしており、これで初めて事故発生を知りました。
大鰐線、15分待って来ないので電話して確認したら、弘高下で事故だそうで…
— お抹茶太郎 (@rtn1996) April 14, 2019
「弘高下」ということで「まさか弘高下駅の踏切で事故ったのか?」と思って自転車を走らせるも弘高下駅に列車の姿はなく。川沿いに中央弘前駅方面へ向かうと、遠くにヘッドライトが見えました。
事故が起きたのは、ちょうどこのあたり。弘前高校の裏門から下りてきたところの踏切付近。
停車中の7031編成。当初、脱線しているということが分からず、「人身事故なのか?」「なんかの機械が壊れたのか?」と思っていましたが、踏切を渡り列車側面が分かる地点に移動すると、脱線していることがよくわかりました。
台車前軸左車輪が軌道内側に落ちている。
一旦帰り、取ってきた一眼レフで撮影。奥の車輪は落ちていないように見える。
原因は、枕木腐食によりレール固定が正しく行われなくなり軌間が拡大しそれにより左車輪が脱線したものと推定されます(運輸安全委員会の調査は未決)。この日はJRきのくに線御坊駅でも脱線事故が起きており、1日に2つの脱線事故が起こる最悪の1日となりました。
この後、大鰐線は全線での緊急線路検査と当該事故区間のコンクリ枕木化を行い、事故から3日経った4月17日18時30分発の列車から運転を再開しました。
薄暗く点灯する客室非常灯
現場保全のために貼られた規制線
7月10日、弘南鉄道が「弘南鉄道活性化支援協議会」において、10月1日から減便する予定であることを発表しました。弘南線は2013年の田んぼアート駅開業に伴う改正以来、大鰐線は2009年の区間列車廃止以来の改正となります。
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