鬼首地熱発電所(2023年5月27日)

鬼首地熱発電所(おにこうべちねつはつでんしょ)は、電源開発が管理運営する地熱発電所。東北電力を介して地域に電気を供給している。宮城県大崎市の荒雄岳の山麓にあり、鬼首温泉を利用した発電を行っている。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)


「鬼首」というのは、鳴子温泉のやや北にある土地で、「オニコウベスキー場」は冬には多くのスキーヤーが集まる場所でもある。

Googleマップで宮城県の県境を通る道路を眺めていた時、ふと「鬼首地熱発電所」をみつけた。以前行った国道398号のやや南を走る宮城県道249号岩入一迫線から入っていくようである。

行くしかない。

 

起点となる栗原市花山から10キロほど走ったところ。起点側にある「こもれびの森・森林科学館」からここまでは雨や雪が多い時に通行止めになるという。そんな時に走る奴がいるのか・・・?

看板には「花山村軽井沢より花山村角間(一桧いっぴつ山)まで」となっている。一桧山は「森林科学館」のあたりにある山のことである。花山村は2005年に合併して栗原市となっている。なので、少なくとも2005年からある看板らしい。

左側が県道249号。右側は林道で、国道398号へつながっているらしい。

 

宮城県内に石川県と長野県を結ぶ林道が存在している(違う)。

 

さらに県道を進んだところ。道幅は普通自動車1台分、ぎりぎり大型ダンプが通れるかどうかという狭さである。

 

栗原市-大崎市境にて。

 

 

県道からの分岐点。右が県道の秋田方面。中央奥が鬼首地熱発電所と吹上高原キャンプ場・国道108号方面。左が鷹ノ巣滝・国道108号方面へとそれぞれつながっている。

 

前記中央奥へと進み、鬼首地熱発電所方面と吹上高原キャンプ場・国道108号方面との分岐点。看板に鉄板に関することが書かれているが、これは鉄板を敷き側溝の上まで道幅を広げ、大型ダンプ等が通れるようにしているのだ。

 

 

沢に降りてきたところ。川底が白くなっているのは、硫黄成分が析出しているため。実際、この一帯は硫化水素の匂いがすごい。

 

鬼首地熱発電所に到着。2枚目中央やや左に白い蒸気が見えるが、これが煙突から噴き出ている。3枚目が地熱発電所入口なのだが、ゲートらしいゲートはなく、警備員もいなかった。2016年11月まで鬼首展示館(地熱の小さな博物館)があり開館日には見学できたのだが、地熱発電所の更新工事に伴い閉館となってしまった。無念。

 

このあとは引き返し、鷹の巣の滝へ出る道を通って国道108号へ出て帰ってきました。

雑記

Posted by Michinoku-Lab