黒磯駅の進路電源識別標識 – 「研究日誌」20180128
ネタが溜まっているので。
去る年末は父親と東京での忘年会に参加し、その足で小田急線・江ノ電を全線完乗したり、湯島天神を参拝したり、アメ横をぶらついたりしておりました。
帰り道は東北本線をひたすら北上するので、その傍ら黒磯駅であるものを撮影しました。
(今回、写真は全てコンデジで撮ったものです。ブレてたりしますがご容赦ください)
黒磯駅は2018年1月2日まで、駅構内で交流・直流を切り替えられる「地上切替式」を採用しており、構内にはそれ専用の各種標識が設置されておりました。
上図は2番線盛岡方のもの。
上から、出発信号機、ATS切替標識、架線電源識別標識(直流表示)、ATS-P確認標識、入換信号機識別標識、入換標識、入換標識用進路表示器、進路電源識別標識。
架線電源識別標識は、その線路に直流・交流のどちらが加圧されているかを表示する。白色灯2灯が縦列で点灯している場合は直流に、燈色灯2灯が横列で点灯している場合は交流に、それぞれ加圧されている。これはあくまでその線路に流れている電流を示すのみで、その先がどのように加圧されているかはわからない。
進路電源識別標識は、車両が入れ換えを行う際、開通した進路が直流・交流のどちらが加圧されているかを表示する。左に青紫色の縦棒2本が点灯している場合は直流に、右に燈色の波線が点灯している場合は交流に、それぞれ加圧されている。
交流加圧表示中の進路電源識別標識(一番下)
入換標識は進行に、進路表示器は右側開通にそれぞれ点灯している。
2017年10月14日改正からE531系3000番台[水カツ]及びキハ110系[仙コリ]が新白河(白河)〜黒磯で運用されるようになった。
アイキャッチ画像にある4143M充当のE531系は、宇都宮から回4643Mとして黒磯まで回送され、黒磯駅構内で交直切替を行った後、4143Mとして新白河へ向かう。
上図はその切替の際に撮影したものである。実際に車両の入換は行っていないが、入換標識・進路表示器が点灯している。
現在は黒磯駅での交直切替が廃止されたため、ATS切替標識・架線電源識別標識・進路電源識別標識には黒ビニールがかぶせられ使用停止となっている(参照)。
別の話題。
仙石東北ラインが走行する仙石線・東北本線接続線の改良はどうなったのだろうか。
現在、接続線では保安の関係上一旦停止を強いられているが、2017年から2018年の間に改良工事を行い無停車で通過できるようになると宮城県知事記者会見で述べられていた。
今年はその2018年だが今のところ仙石東北ラインの時間短縮に関する発表は出ていない。今年中には工事が完了すると良いが。
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