TR271形台車って何?(2024年10月16日)

9月に開催された郡山総合車両センター公開。

途中検査場内を見て回ったのだが、その際に一つの台車を見つけた。


川崎重工業(現 川崎車両)製のTR271形台車である(引きの写真がなく申し訳ない)。

最初は「ふーんこんな台車あるんだー」としか思っていなかったのだが、Webで検索しているうちに気づいた。

 

「(あれ、この台車の情報なくね?)」

 


JR東日本では、基本的に国鉄時代からの流れに沿って、動力台車には「DT◯◯」、付随台車は「TR◯◯」といった形式を登場順(あるいは設計順)に振っている。

この台車は銘板を見て貰えば分かる通り、2019年12月製造となっている。また、2018年1月落成のGV-E400系にはTR270形が、2019年11月落成のE261系(サフィール踊り子)にはTR272形が使用されているので、この中間或いは前後に登場した新形式車両の台車であると考えられる。

しかし2019年に登場したのはE261系のみ、2020年はE131系があるがこちらはTR273形。TR271形だけがぽっかり抜けてしまっているのだ。

 

私が検索漏れをしたり見逃したりしているだけの可能性も十分にある。新系列ではなく新区分番台で採用されている可能性もある。

それでもやはり、ここまで情報が全くないというのは奇妙である。