山田線の連査閉塞・併合閉塞 – 「みちのく撮り鉄記」20180319 –
さらば、連査閉塞
ダイヤ改正前日の3月16日は、まもなく消える山田線の連査閉塞を撮影しに再び盛岡まで行ってきました。
弘前から盛岡まではヨーデル号をつかい、盛岡からはレンタカーを借りました。
まず向かったのは上米内駅。
駅舎を2番線側から。
この日は4月の駅完全無人化に向けて照明の自動化工事が行われていた。
写真には収められなかったが、CTC化時に使用する新しい操作卓が駅務室内に置かれていた。
列車交換の光景。
しばらく駅舎内で待っていると、いつの間にか併合閉塞操作が完了していた。
1枚目:宮古方場内信号機
2枚目:盛岡方出発信号機
併合閉塞が完了し盛岡〜区界が1閉塞となったため、信号機が消灯し下部の信号機使用停止標(白色の×)が点灯している。
3枚目:場内信号機に従属する中継信号機。こちらは信号機使用停止標なしに消灯している。これは遠方信号機も同様である。
上写真1枚目の併合閉塞不実施時の様子。信号機は停止現示である。
このあと、車を走らせ一つ隣の区界駅へ向かった。
かつて上米内〜区界には大志田と浅岸の2駅があったが、いずれも山奥深くにあり利用客数は無いに等しく、また近隣集落も過疎化したために2016年ダイヤ改正時に廃止された。このため上米内〜区界の営業キロは25.7kmもあり、列車でも30分ほどかかる距離である。
区界駅は4月のCTC導入に合わせ棒線・無人化予定であり、駅舎と反対側のホームが撤去される予定だ。
復旧からわずか5ヶ月で無人になってしまう。
ここで一応今回の目的は果たしたのだが、帰りのバスまでの時間がかなり余ってしまった。
そこで廃止された大志田駅を観に行くのだが・・・。
なんだこの道は
木が生い茂り日は入らず、各所に落石があり、県道204号の隣を流れる中津川が近いにもかかわらずガードレールも無い、という燦々たる状況であった。夏に来れば良かったと後悔。
大志田駅跡
現在は、盛岡第二信号通信区信通機器室や盛岡保線技術センターの休憩所が置かれている。
旧 ホーム付近
かつて大志田駅は勾配の途中にあることからスイッチバックを採用していた。
スイッチバック時のホーム側
茂みの中に黄色い車止めが見える。
盛岡方から宮古方を見る。右側がスイッチバックのホーム。
現在は乗越分岐器となり、保線車の留置線となっている?
(軌道敷外から撮影)
9682Dが通過する。
帰りに上米内により最後の撮影。
このあとレンタカーを返却し、弘前に戻りました。
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