東北・秋田新幹線、減車運休

JR東日本が、11月8日から当面の間東北・秋田新幹線の一部列車で減車、運休を行うと発表した

 


 

対象は、運休が東京駅-盛岡駅・新青森駅間のはやぶさ5本及び東京駅-秋田駅間のこまち2本、減車が東京駅-仙台駅間のはやぶさ1本である。対象列車は以下の通り。

 

下り

【運休】

  • はやぶさ3号(東京駅7:08→10:15新青森駅)
  • はやぶさ9号(東京駅8:40→11:51新青森駅)・こまち9号(東京駅8:40→12:30秋田駅)

【減車】

  • はやぶさ15号(東京駅10:04→11:39仙台駅)(17両編成→7両編成)

 

上り

【運休】

  • はやぶさ6号(盛岡駅7:37→9:47東京駅)(こまち6号の単独運転)
  • はやぶさ12号(新青森駅8:29→11:44東京駅)
  • はやぶさ26号(新青森駅13:16→16:32東京駅)
  • こまち40号(秋田16:34→20:32東京駅)(はやぶさ40号の単独運転)

 


 

まず特筆すべきは、はやぶさ15号の7両編成、すなわちE6系による単独運転だろう。

E6系単独での営業運転は、過去にも全国花火競技大会(大曲花火大会)の際に行われている。例えば2019年にはこまち285号、こまち287号、こまち288号の3本が東北新幹線内単独運転を行っている。

しかしこれらはいずれも「こまち」としての運転で、「はやぶさ」での運転ではない1

そしてE6系にはグランクラス車がないため、「はやぶさ」史上初の「グランクラス無し列車」が誕生する2

 

 

しかし、ここまでしなければならないほどに新幹線利用が低迷しているということだろう。今月末で緊急事態宣言・蔓延防止等重点措置が全面解除になるので、どうにか利用者数が回復してくれることを願う。

脚注

  1. 増結車として連結した17両編成のはやぶさは、はやぶさ103号などで存在
  2. 編成内に存在しないという意味で。コロナ拡大防止のため一時期営業休止としていたことはある。