コード決済の利便性 – 「雑記」20190218

世はキャッシュレス決済戦国時代

 


 

ヤフーとソフトバンクが出資する「Paypay」、楽天の推進する「楽天Pay」、Origami社の「Origami Pay」、Line社の「Line Pay」などなど、コード決済サービスがいくつか登場。コンビニではそれ以前からQUIC PayやiDといったクレジット電子決済やSuicaを初めとする電子マネーも多数登場するなど、キャッシュレス決済普及に向けて様々なサービスが乱立しております。

 

その波は私の応援する東北楽天ゴールデンイーグルスにも。

2019年シーズンからは、楽天絶命生命パークでの決済は原則キャッシュレスのみに。家族と年数試合観戦に行き、今年からファンクラブに入った私も他人事ではなく、楽天Payの導入を迫られました。もう少しそういう急進的なところをどうにかできないのだろうか。

私自身はQRコード決済については否定派で、NFCの方がいいという立場。ですが楽天生命パークで使える電子マネーはEdyだけ・・・。でも使わないで批判するのもなんだか間違っていると思ったので、楽天Payを使ってローソンで買い物してみました。

 


 

商品を持ってレジへ。

店員「Pontaカードはお持ちですか?」

私「iPhoneで」

Apple Walletを持つiPhone 7以降では、端末内にPontaカードを追加してカードを出さずともポイント付与を受けることが出来るようになった。またApple Pay(Suicaやクレジットカード)で決済する場合は、ポイント付与と決済を1回で行うことが出来る。今回は楽天Payなのでポイント付与のみ。

iPhone「ピッ」

店員「○○○円です」

私「楽天Payで」

(店員が画面上のコードを読み取って決済完了)

店員「ありがとうございました〜」

 

やっていること自体は非常にシンプルであるが、私は一つ問題に気がついた。

NFCでの支払いの場合、店員が決済方法を選択すれば、あとは顧客がカードや端末をリーダー部にタッチするだけで決済が終わる。その間店員はレジにいる必要はなく、フライヤーから食品を取り出したりコーヒーの準備をする、商品をレジ袋に入れる、などといった作業を行うことが出来る。

これに対してコード決済では、顧客がコードを提示し店員がそれを読み取る「コード表示」方式の場合、店員がリーダーでそのコードを読み取らなければならない「手間」がかかる。顧客が表示されたコードを読み取る「QR読み取り」方式の場合やセルフ決済の場合は別であるが、少なくとも「コード表示」方式ではこの間店員はコードを読み取る作業をしなければならず、その分タイムロスとなる。しかも1回で読み取れなかったとなれば、タイムロスは更に増える。

 以前Paypayの100億円キャンペーンで話題になったビッグカメラなどといった「回転数」がさほど重要視されない現場であればこの決済方式でも十分だと思うが、コンビニという「回転数」を重要視する現場には馴染まないのではないだろうか、というのか利用して感じたことであった。

 

 それだったらコード決済に比べ確実性のあるNFC決済の方が早いし確実(それにiPhoneだったらロック画面から直接決済できるし)なので、今後能動的にコード決済を使うかと聞かれると「使わない」というのが正直な感想である。

 


 

 日本向けiPhone 7以降、iPhoneやApple WatchにはFelica対応NFCチップが搭載されており、NFCで決済が出来る。海外では NFC Type A/Bが優勢であり、日本で圧倒的シェアを誇るFelicaはどちらかといえばガラパゴスである。しかし、Google PayがSuica以外にもnanaco, Edy, Waonに対応しているのを見ると、Appleでもどうにか対応してもらえないか、と思う気持ちがある。また、Suica以外では、現状クレジットカードか大手携帯3社の発行するプリペイドカード(d Cardau Walletソフトバンクカード)しか登録できず、JCB DEBITなどは登録不可である。こういったものにも対応していただけないかなぁと・・・。無理だろうなぁ。

 


 

2019シーズンから楽天イーグルスの応援歌が変更されるのですが、なんですかあのやる気のない応援歌は。